会長ご挨拶

「本年2024年はペインクリニック科創立60周年を迎えます」

関東逓信病院/NTT東日本関東病院 同門会員の皆様
関逓ペインクリニック援助会 理事長/同門会会長の大瀬戸 清茂(第4代目会長)でございます。
同門会ホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

このたび、同門会のホームページを開設いたしました。
さまざまな同門会関連情報の発信に加え、同門会の皆様の現在の状況や会員同士の交流・連携などの機能を盛り込み、 ペインクリニックや同門会同士の認知度の向上をはかりたいと思います。今後はペインクリニックを盛り上げるための各種イベントの開催やペインクリニックに関する動画配信なども検討してまいります。
ホームページの内容につきましては、これからも会員の皆様からの意向を広く取り入れてゆきたいと考えておりますので、ぜひ忌憚ないご提案やご意見をお寄せいただきたいと思います。

さて、旧関東逓信病院のペインクリニックは初代麻酔科部長の若杉文吉先生が、麻酔科の一部門として1964年5月に開設されました。1976年1月にペインクリニック科として独立し、初代部長として若杉先生が就任されました。
この病院は、NTTグループの前身である日本電信電話公社の職域病院であり、患者さんは職員とそのご家族に限定されていましたが、1986年に保険医療機関の指定を受け、一般に開放されたという歴史があり、職員以外の患者さんの診療費で苦労していました。
1988年(昭和63年)に第2代目部長として湯田康正部長が、1991年4月第3代目として塩谷正弘先生が、その後、2004年4月第4代目部長として大瀬戸清茂が就任しました。
2010年7月第5代目現部長に安部洋一郎先生となり現在に至っています。本年2024年はペインクリニック開設60周年を迎えます。

今後とも、会員の皆様の意見交換や交流の場として当ホームページをご活用して頂き、ペインクリニックや同門会について建設的なご提案には援助会から金銭的な支援も行っていく所存ですので、忌憚のないご意見を希望しています。

将来にわたって、同門会の発展とネットワーク構築のために、どうかご協力とご支援をお願い申し上げます。

2024年4月
関逓・関東病院ペインクリニック科 同門会会長
関逓ペインクリニック援助会 理事長
大瀬戸 清茂


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副会長ご挨拶

ペインクリニック科の安部洋一郎です。
この度同門会のHPが始まるということでご挨拶したいと思います。

NTT東日本関東病院の前身の関東逓信病院は昭和26年に電信電話会社の職域病院という電信電話公社の社員だけが受診できる病院として始まりました。その後一般人でも健康保険で受診できる病院となりました。

ペインクリニックの痛み治療は昭和40年台から開始され、ペインクリニック科としては昭和51年に若杉文吉初代部長のもとスタートを切りました。
当初は職域病院でしたので一般の方は自費治療となり硬膜外ブロックは一回1万円だったと聞いております。

若杉先生は星状神経節ブロックの開拓者だけでなく手術台の考案や手台なども考案され、現在手術室で使用されているワカスギはまさに若杉先生の作といわれております。ペインクリニック第一版の緒言に若杉先生は「神経ブロックで疼痛部位を検索することで部位診断を行い、神経ブロックで治療することがペインクリニックである」というくだりがあります。

臨床学には必ず診断学と治療学があります。麻酔科から発展した診療科として正確な神経ブロックによる診断、治療がペインクリニック科の支柱であることを我々は肝に銘じるべきと思います。

関逓・関東病院出身者のアイデンティティーは神経ブロックであることを忘れないでください。
そこから時代の変化に応じて様々な臨床技術をみんなで磨いていきたいものです。
フランクな雑談からあらたなイノベーションが生まれるといわれています。

そのようなHPであることを願う次第です。



2024年4月

関逓・関東病院ペインクリニック科 同門会副会長
関逓ペインクリニック援助会 理事
安部 洋一郎

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※当ホームページは同門医師向けとなっております。

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